高齢者向け住宅はよく聞くようになってきましたが、
障害者向け住宅はあまり耳にしません。
興味がなかっただけなのか、
アンタッチャブルなところもあったのかはわかりませんが、
こうして見てみると作りや生活はそのままシェアハウスです。
補助人の人がいるか、いないかくらいになりそうです。
さて収支計算のほうですが・・・
・建築費、土地代
これは普通にかかります。専門でつけるものが必要ではないか?
というのは身体障害者向けだとバリアフリー化、エレベーターなど
コストがかかります。また障害の重さにもランク分けがあり、重度だと
スプリンクラーが必要だったり、と収支としては厳しくなります。
・家賃収入
障害者の収入としては障害年金、作業所での工賃になります。
作業所での工賃は実は労働対価でもらえるものではなく、
利益分配のような形で、結構少ないです。
家賃、水道光熱費、食費などを支払うとお小遣いが残る、というレベルの
収入なので、当然家賃設定も上限値が決まります。
もちろん、その他にもデメリットがあります。
メリットのほうは、
・入居したら長く住んでもらえる=AD,修繕費の削減
・2等地でもOK=あまり利便性は影響しない
土地活用や、空きスペースをどうしようか?
という部分で2等地利用は社会貢献部分もあり、面白いと思いました。
障害者向けは数が少ないです。また利益も大きく残るものではありません。
収入からの家賃上限が決まっているからです。
それでもボランティアではなく、
ビジネスとして収支計算は悪いものではないという部分がありました。